日本全国には約350名、刀鍛冶の有資格者が存在します。 しかし、そのほとんどは資格を持つだけで専業ではないのが現状で、そもそも刀鍛冶として生計を立てている者は有資格者の中でも10%程度とされています。 さらに、その中でも刀匠の最高段位である「無鑑査」の認定者は、全体の5%未満であり、「無鑑査」に加え、業界最高の賞である「正宗賞」の受賞者は現在生きている現役の刀匠の中でたったの2名です。 そのうちの1名が、刀剣作家・宮入法廣(みやいり のりひろ)であり、まさに世界最高の実力を持つ刀匠として評価されています。