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本物の証

Authenticity Proof

刀剣を購入した際、その作品が紛れもない「本物」であることを証明するために以下の4点がセットで付属します。

1. 鞘書(さやがき)

鞘書は、日本刀の鞘に記される文書で、刀の作り手、真正性、及び特徴を証明します。この伝統は、蔵刀の整理と識別を容易にするために江戸時代の大名家で始まりました。鞘書は美術品としての刀の価値を高め、愛好家によって非常に重宝されます。

2. 花押(かおう)

花押は、日本刀における刀匠の個性と技術を象徴する署名です。これは、単なる名前ではなく、刀匠の芸術性と精神性を表す装飾的な筆記であり、刀コレクターにとっては、その刀の独自の歴史や物語の一部として非常に価値があります。花押により、日本刀は単なる道具を超えた、感動と敬意を呼ぶ芸術作品となります。

3. 銃砲刀剣類登録証

銃砲刀剣類登録証は、日本で刀剣類を合法的に所持するために必要な公的な登録証です。この証明書には、所有者の名前や住所などの情報と、刀剣の種類や特徴が記載され、法律に基づいた管理と取り扱いの適正を保証するために使用されます。

4. 号(ごう)

「号」とは、刀剣の茎(なかご)に刻まれる、刀に特別な名前や称号を付ける伝統です。これは、刀の特性や美、刀匠の芸術的意図を表現します。一方、「銘」は同じく茎に彫られる刀匠の署名や製作情報で、製作者とその背景を特定します。号は刀に対する敬意や詩的な価値を加えるのに対し、銘は刀の起源や製造者に焦点を当てる点が異なります。