loader image

国宝級の美しい“気”をあなたの“御守り刀”に

700 年の時空を超えて
生まれた奇跡の 2 本
刀剣を広く深く知る
刀匠の“唯一無二の技”

人間国宝・隅谷正峯に学んだ「備前伝」。 父・宮入清平に学んだ「相州伝」。 そして正倉院の宝物や稲荷山古墳出土の国宝の再現模造を手がけてきた宮入刀匠の知見を礎に生まれる作刀は、世界に超えるひとがいないの“唯一無二の技”の結晶です 。

鎌倉時代の名匠たちが残した“珠玉の技”を 700 年の時空を超えて継ぎ、さらに高く極めて生み出された二振りは、現代刀剣界の“技の頂”を世界に中に示す作品です 。

“国宝級の美しさ”と評価された
気品のある佇まい

日光二荒山神社に伝来する「国宝・来国俊」の小太刀の再現に挑戦した作品。きめ細やかでしっとりとした美しさの「小太刀」は宮廷の公人や神社の神官などが持つ刀として戦いの道具ではない気品のある佇まいが特徴です。

鎌倉時代後期に活躍した山城伝の刀工・来国俊によって作られた小太刀を 700 年の時空を超えて現代に写した宮入刀匠の『小太刀・留守の宮』は折り返し鍛錬されているのにも関わらず”鏡”のような鍛え肌と、地鉄の深みに思わず吸い込まれそうな美しさを表現した国宝にも劣らない作品です。

山城伝ならではの高貴な作風を現代で表現できるのは刀剣に関する広くて深い知見を持つ宮入刀匠にしか出来ない最高の“技”です。

神無月を御守りする
『小太刀・留守の宮』

出雲大社に全国の神様が集まる「神無月」(10 月)。お留守を護る小太刀として奉納された『小太刀・留守の宮』は真に“御守り刀”です。

この気高い美しさは名だたる研師をはじめ多くの観るひとを魅了しながら、さらにしなやかに抱擁するような秘めた“力”も感じる平成 25 年の作品です。

鍛えて生まれる
高貴な「無地肌」

鎌倉時代の名工・来国俊による「無地肌」は繰り返し鍛錬する「無垢鍛え」によって生まれる気高い技術の結晶です。

700 年以上の時を経て、宮入刀匠による「無垢鍛え」によって再現された奇跡の美しさは持つべきひとの品格をも映し出す表情です。

ふたりの名人技を一刀に再現した
品格のある「脇差」

動乱の南北朝時代を象徴する備前伝・長船兼光の豪壮なる名刀「水神切」を土台に、兼光の父・景光が完成させた「黒映り」と「片落互の目」を焼き出した作品。備前伝の特徴である明るく華やかな刃文と鎌倉武士に好まれた荒々しい相州伝の相反する特徴を備えた兼光の技術。

そして備前伝の最高峰とも言われる景光の名人技がなす「黒映り」を宮入刀匠は、この『水神切・兼光の写し』に見事に表現しました。

深く鑑賞をする喜びを感じる
『水神切・兼光の写し』

かつての名工の技の再現と現代刀作家としての新しい自らの表現を愉しめる『水神切・兼光の写し』は観るたびに“様々な表情“や”心地良い気“が現れ、深く、そして将来に渡って長く鑑賞する喜びを感じることのできる平成 23 年の作品です。

「黒映り」と「映り」。
奇跡の作品

備前長船景光の作品に表された「黒映り」は 700 年以上、再現されることはなく、平成 22 年に宮入刀匠によってはじめて再現されその作品が正宗賞を受賞しました。この『水神切・兼光の写し』には「黒映り」と「映り」が表現された、刀匠の緻密な設計と鍛錬によって生まれた奇跡の作品です。